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知人が、明日一番素敵なハイヒールを持っておいでと言う。

何をするのと聞いても「明日のお楽しみだから、まだ我慢して」と教えてくれない。

「僕は君に素晴らしい未来を持って欲しい。男性と関わる自分の人生をどうやってコントロールするか教えてあげたいんだ」

それと私のハイヒールがなんの関係があると言うの?

そして明日何を着てくるのかと聞く。一番自分が美しく見える服を着ておいでと言う。

いったい明日何があるの?

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by papillonH | 2015-06-16 01:01

Get wet

人に話す度に毎回毎回再確認するのが、どれくらい私がルナを愛していて、どれくらいルナが私にとってかけがえの無い存在で、どれくらいルナが私に幸せを運んできてくれたかって事に対する感謝の想いだ。
思春期のルナにとっては今の私はめんどくさい親なので、一定の距離を尊重しなければならないのだけれど、距離を置いてもルナへのこの想いはあふれかえる。
ルナが産まれて来てくれて私は本当に幸せだったんだなと再確認する。

あまり言葉にしたくはなかったのだけれど、先日友人と話していて思っていたことを言葉にしてしまったのだが、ルナが産まれるまで、私は「生きる」ということに積極的な想いをもっていなかった。
別に自殺をしようとか計画していたわけでは全く無いが、10代の終わりからずっと長い間、ぼんやりと自分の人生は30歳までと考えていて、30歳を前に結婚をしたのだけれど、「ああ、私はまだしばらく生きるんだな」と実感したのはルナが産まれてきてくれた時だった。
文字通り、ルナが泣いても笑っても何をしても全てが愛おしく、毎朝迎えるルナとの朝を「長く続くハネムーンのように、花が咲き誇るような麗しい朝が毎日続く」と私は言っていた。
朝起きて一番に目が合う私と微笑み合う赤ちゃんのルナは、バラの花がかぐわしい薫りを振り撒きながらほぐれていくように微笑む。
愛おしくて愛おしくて、言葉にできない想いが胸に広がったものだった。

そんな話を友人に話すと友人は言った。
「じゃあ、君個人としての幸せはどうなんだ? もし、今ルナがいなかったら君はどうなっているんだ?」
あまり躊躇することなく私は答える「ここにいないかもしれないね」

こんな私の返答を友人たちは嫌う。
まあ、無理も無い。

別に自殺願望があるわけでもなんでもないのだけれど、「両親もちゃんと見送りました。私はルナのおかげで十分幸せな人生を味わうことができました。なので、いつ死んでも平気です」って言ったら近いのかな。ルナの将来が保証さえされていれば私は安心なのです。
ルナがお腹をすかせることもなく、ちゃんとした教育も受けられて、ルナを大切に思う人々に守られていることがわかれば
私はそれでもう安心なのです。

そんな会話を交わしていると、男性の友人が私を笑わせようと下品なジョークを言ってくれた。
「ひろみ、君はまだ若くて美しいんだよ。もっと女性として生きてくれよ。"Get wet!"」

「What? Did you just say "Get wet"???」

あははは、しばらく笑いました。"Get wet"なんて励まし(?)聞いたことないよ。どれだけ直接的な表現なのよ。
まあ、女性の身体をもって産まれてきたのなら、そんな悦びを捨てて生きるのはもったいないよね。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by papillonH | 2015-06-15 11:14

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土曜日の韓国語授業の帰り道、いつものように韓国語教室の先生と一緒に梅田方面に帰っていると先生が言った。
「私ね、クラスの中でひろみさんをみていて思うのだけど、ひろみさんて日本人じゃないのよ」

全く驚かない意見だった。今まで何度となく言われてきた言葉だ。

「ああ、わかります。今までずっとずっと前から同じこと言われてきました。ズレているというか、浮いているというか、なんだか違うんでしょう?」

「なんていうかね、オーラが違うというか、たぶん他の日本人の方はひろみさんが違うから話しかけづらいと思うの」

「それも、よく日本人の人から言われます。なんだか話しかけづらいって。それに加えて私が人見知りで自分から話しかけられないから、なかなか友達ができない。一度相手から話しかけてもらって話をしてみたら”あら、なーんだ話せる人じゃない”ってわかってもらえるんですが、それまでが時間がかかるんです」

「ひろみさんが人と違う、人と違うオーラを持っているというのは良いことでもあるけど、人が近づきにくいから寂しいことでもあるよね」

海外で生活をしたことがあるからとか、海外の友人が多いからそう言われるようになったというのとは違う。この、"人と色が違う"というのは、海外に行くずっとずっと前から言われていたことで、会社の中でも「あなたはここの色に染まらないわね」と先輩から言われ、好意的な意見では「天真爛漫・純粋」少し悪意(?)のある意見では「天然・不思議ちゃん」と言われてきた。

ここ数ヶ月の間でも数人の外国の人たちから
「君が日本人だってことすっかりわすれていたっていうか、君が日本人だってこと思ったことなかった」
「あなたは周りの人と違っている」といった意見を立て続けに聞いているので、ただただ「ああ、やはりそうなのか」と思うしかなかった。

そんな自分に対する評価を聞きながら思うのは、客観的な意見から自分像というのはぼんやりわかるのだけれど、
では、そんな「人と違っている自分」を心地良く思っているのかというと、実はそうではない。
ただ「私でいるだけ」。それはそうなのだけれど、どうやら「私らしい私」というのが社会の中ではうまく溶け込んでいないのではないか?という葛藤が解消されないままこんな歳になってしまい、どうやらこのままこのなんとなく感じる違和感を抱えたまま老いて死んでいくんだろうなという感覚。どちらかというと「人と違う自分」を「特別でユニークな私」ととらえているより「どうやらズレている私」という感覚でとらえている。

海外での生活なんか私の人生で3%にも満たないわけで、結局のところ私のルーツは日本だし、日本人としての教育・思想が私の中に染み込んでいる。私の中の道徳的観念とか思想が日本であることは自分の中でとても嬉しいことで、それを主軸として大きなことを判断できることに信頼を置いている。でも、「私」というもう一つの大きなエレメントがどうしたわけかどこの国に行っても、どの国の人に対しても「なんだか違う人」になっているのが不思議だ。

この間一番笑ったのは、私の顔を見て「君は本当に100%日本人?お父さんかお母さんのどちらかに外国の方の血が入っているってことはない?」と言われたことだ。
こんな平たい顔の私に西洋の方の血が入っていると考えた人がいて、その話は私と姉の間に笑いを届けた。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by papillonH | 2015-06-15 10:49

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フラッとPaul Smithに入った時に店員さんから香るパフュームで思い出したのだけど、私はパフュームが好きで、それでパフュームを纏っている男性も好きだ。ヨーロピアンの男性のファッションセンスは老若男女を問わずさり気ない"プラスワン"にあって、スカーフだったり、ネックレスだったり、パフュームだったり、下手するとフェミニンになりそうな要素を上手く"セクシー"なところで止めている。
以前、上司が連れて行ってくれた高級フレンチのお店の50歳後半に見える日本人のウェイターの男性が(もしかしたらマネージャー?)、とても仕立てが良く、見た目にも質の高い生地のシックなスーツにフェラーリレッドの革靴を履いていたのが非常にお洒落で印象に残っている。

高いもの着てますよ〜と宣伝しているようなファッションじゃなくて、高価じゃなくていいからサラッとお洒落にシャツを纏えるセンスが好きだなあ。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by papillonH | 2015-06-07 13:21

K's dream

彼は言った。

昨夜、君が夢に現れた。

僕は君の家で、君はシャワーを浴びていた。僕はテーブルに着いていて、僕の周りにはたくさんの本があった。僕は君が日本語を教えてくれる事を思い出した。
シャワーから上がった君はパジャマを着ていて、座って本を開く僕の横に立った。でも僕は本を閉じて言った。「僕は日本語を習いにここに来たんじゃない」
君は答えた「ハニーその通りね。私達たちは、これが夢じゃなく本当だということを証明したのよ。あなたの努力が喜びを現実にしたの」君はセクシーなローブを着ていた。僕の横に立つ君の腹部が僕の顔の横にあり、僕は君を抱きしめて、そして立ち上がった。僕は君を抱え、僕たちは床で愛し合った。とても美しい夢だったよ。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by papillonH | 2015-05-07 08:19

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